第47回 セミナー
「健康寿命の延伸を目的とした持久系トレーニング」
4月に開催したセミナーでは、
猪飼らの体力モデルを掲示し、体力は運動機能・免疫・精神機能も含む概念であるとお伝えしました。
前回は、特にスポーツ選手における持久能力が主題でしたので。運動機能的側面からの話を主にさせて頂きました。
持久力には、ローパワー・ハイパワーの持久力を大きく3つに分類できるという解説を行いました。
今回のセミナーにおいては、持久力を中心に筋力や柔軟性の年齢による変化の解説を先ずは行います。
持久的能力の指標の1つである最大酸素摂取量は、男性では16/17歳ごろピークを迎え。加齢とともに1年間に0.4ml/min/kg低下すると言われています。
では一体。女性は、最大酸素摂取量が何歳でピークを迎え。男性と比較し、どれぐらい早く。または遅いペースで加齢とともに低下していくか答えられますか。
呼吸の生理的な変化は、加齢に伴い低下していきますが。
呼吸筋(横隔膜・肋間筋) の筋力低下だけではなく。胸壁の硬化や予備呼気量の低下など5つの要因に関しても明らかにしていきます。
また高齢者の特徴の1つとして、高齢になるに従い。日常活動の程度などにより、個体差が大きくなり、標準偏差は大きくなる傾向にあります。
特に身体活動量の低下は死亡リスクを増大させることから。心肺機能をはじめとする全身体力を良好に維持し、積極的な身体活動量の増大を推奨するべきであるとの報告もある。
そこで、日常生活の自立度が高い高齢者が今よりも多くなり。健康寿命の延伸を目指し、そのためにはどのようなトレーニングを行う必要があるのか解説していきたいと思います。
都合のつく方、内容に興味ある方は、ぜひお越しください。
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